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地域・企業等の方

ものづくり一気通観プログラム

  1. ものづくり一気通観プログラム
ものづくり一気通観エンジニアの養成
新たな技術革新の可能性を切り拓き、地域活性化を牽引する「ものづくり一気通観エンジニア」

一気通観エンジニアとは

ものづくり一気通観エンジニアとは、新規のものづくりプロジェクトにおいて、商品・製品化の構想・企画段階から出荷の最終工程までの一連の工程を一気通観的に見通し、最適な競争力(製品機能、コスト、開発期間等)の実現に的確な技術マネジメント(MOT)力を発揮できる創造力豊かなリーダー技術者を指します。

異分野の技術者と連携し、新技術分野にも複眼的視野をもち、技術開発課題のマネジメント力を有する「ものづくり一気通観エンジニア」が、新たな技術革新の可能性を切り拓き、地域活性化を牽引することが期待されています。

ものづくりの全工程を俯瞰できる一気通観エンジニアを養成します

本プログラムでは、地域製造業において中核技術者を目指している意欲的な技術者及び高専専攻科の学生を対象に豊田高専を拠点として、豊田高専、豊田市、豊田商工会議所が連携し、地域企業のリーダー技術者、次世代の創造力豊かなものづくり実践技術者の育成を目指します。そこでは、企業技術者と高専学生が混在したプロジェクトチームを編成し、「生産システムの開発」という実践的な課題研究に取り組むことで、ものづくりを「一気通観」で見通すことのできる能力を育み、問題解決力と技術マネジメント力の向上を図っていきます。(実施風景)(過去の記録)(一気通観だより)

受講者募集案内

平成31年度(第10期生)募集をもって、本プログラムを終了します。

※令和2年度より、後継の新講座として「デジタル×ものづくり」カレッジの開講を予定しています。詳しくは、以下のホームページをご参照ください。

  URL  https://www.toyota-innov.aichi.jp/digi-mono/

プログラムの概要

背景と沿革

豊田市およびその周辺地域は、自動車産業を中心としたものづくり産業の一大集積地であり、これまで、わが国の経済発展を牽引してきました。しかし、近年は、グローバル競争の激化に伴い、産業のピラミッド構造が急激に変化したため、地域のものづくり中小企業は、厳しい状況に置かれています。中堅・中小のものづくり企業に求められるものが、従来の「量産する」技術 から、「『システム製品』や『高品質・高付加価値製品』を生み出す」技術へと変化してきています。

そのため、中小企業の技術者においても、商品企画力、技術開発力、問題解決力、技術マネジメント力といったリーダー技術者としての素養が求められ、製造工程全体を見通す能力が必要とされています。

このような背景の下、豊田高専では、文部科学省の「社会システム改革と研究開発の一体的推進」(旧 科学技術振興調整費)における「地域再生人材創出拠点の形成」事業の支援を受け、「ものづくり一気通観エンジニアの養成」プログラムを構築し、平成22年度より受講生を受け入れています。

本プログラムでは、①ものづくりの構想・企画から最終工程までの一連のものづくり工程を見通す力を養い、②技術マネジメント力をもった 「創造力豊かなリーダー技術者」の育成を目指しています。

なお、文部科学省の支援事業は平成25年度で終了しましたが、平成26年度以降は、とよたイノベーションセンター(豊田高専・豊田市・豊田商工会議所の連携組織)の事業の中に組み入れることで本プログラムを継続させ、引き続き、リーダー技術者の育成に向けて取り組んできました。

令和2年度からは、プログラムを改変し「デジタル×ものづくり」カレッジを開講する予定です。

プログラムの特長

1.工学・実学が一体となった実践的教育

創造的ものづくりに欠かせない工学知識と、製造現場で必要とされる実践的なスキルを融合させることで、多面的に考察する力を育成します。また、ものづくりの一貫工程を実践的に学ぶことで、技術マネジメント力と問題解決力を身につけます。

2.企業技術者と学生の混成チームによる実習

一つのプロジェクトチームは、6~10人程度のメンバーからなり、企業技術者と専攻科学生がそれぞれ半数程度となるように構成されます。さらに、企業技術者、専攻科学生とも、専門分野ができるかぎり重ならないように振り分け、異分野のメンバーで構成されるチームを作ります。これにより、異分野の技術者と協力することの大切さ、チームワーク力の育成、チームにおける自己の役割などを体感してもらいます。

また、学生の自由な発想と、企業技術者の経験に基づくコストや納期を意識した考えをぶつけあうことで生まれるシナジー効果にも期待しています。

3.自動組立設備の構築

本プログラムにおけるカリキュラムの中心は、実践課題研究とよばれるプロジェクト実習です。そこでは、与えられた要求を満たす製品を作り出すための「生産システムの構築」が、課題として課せられます。そして、製造工程の設計から、部品加工・設備製作、調整・運転に至るまでのものづくりの一貫工程を通して、プロジェクトチームのメンバー全員が一丸となって、課題達成に向けて取り組みます。

実施風景

過去の記録

過去の記録 第1期生(平成22年度)~第9期生(平成30年度)

一気通観だより

No.22(令和 2年 3月発行)( PDF 2087.0 KB)

No.21(令和元年 9月発行) ( PDF 592.0 KB)

No.20(平成31年 3月発行)( PDF 1872.0 KB)

No.19(平成30年 9月発行)( PDF 1318.0 KB)

No.18(平成30年 3月発行)( PDF 1082.0 KB)

No.17(平成29年 9月発行)( PDF 994.7 KB)

No.16(平成29年 3月発行)( PDF 981.6 KB)

No.15(平成28年10月発行)( PDF 932.0 KB)

No.14(平成28年 3月発行)( PDF 991.9 KB)

No.13(平成27年 6月発行)( PDF 538.6 KB)

No.12(平成27年 3月発行)( PDF 586.3 KB)

No.11(平成26年 6月発行)( PDF 537.2 KB)

No.10(平成26年 3月発行)( PDF 1087.6 KB)

No.9 (平成25年 9月発行)( PDF 1121.8 KB)

No.8 (平成25年 6月発行)( PDF 1122.8 KB)

No.7 (平成25年 3月発行)( PDF 1073.2 KB)

No.6 (平成24年 9月発行)( PDF 1203.6 KB)

No.5 (平成24年 5月発行)( PDF 2394.5 KB)

No.4 (平成23年12月発行)( PDF 1253.5 KB)

No.3 (平成23年 6月発行)( PDF 1050.0 KB)

No.2 (平成22年12月発行)( PDF 629.1 KB)

No.1 (平成22年 6月発行)( PDF 979.4 KB)

お問い合わせ
とよたイノベーションセンター 高専拠点
「ものづくり一気通観エンジニアの養成」担当

〒471-8525 豊田市栄生町2-1
豊田工業高等専門学校 地域共同テクノセンター内
TEL: (0565)36-5941   FAX: (0565)36-5829
E-mail: kikaku_p@toyota-ct.ac.jp