今年度、本校では独自に国際交流ビデオコンテストを立ち上げました。これは、高専生が海外の学生とペアになり、Teamsなどを使って共同でプレゼンビデオを製作するというプロジェクトです。6月から8月にかけて、学生たちは準備練習も含め数本の動画を作成し、最後の1本はコンテストのテーマである”What can we do for Sustainable Development?”に取り組みました。斬新なトピックに真正面から向き合ったペア、2人の軽快なやりとりが光るペアなど、それぞれのペアがコミュニケーションを深めて動画作成に取り組んだことがうかがえました。
8月に外部の方を含めた審査員で動画を審査し、この度,豊田高専校長室にて上位3組のペアを表彰いたしました。その際、海外のパートナーたちと先生が時差と距離を超えて、オンラインで表彰式に参加してくださり、合わせて4か国での同時開催となりました。初めての試みではありましたが、とても楽しい時間をオンライン、オフライン含めた参加者で過ごすことができました。
10月からは第2期国際交流ビデオコンテストが始まります。今回は、豊田市の高校生も参加します。新型コロナウイルス感染拡大により世界が分断される中、アフターコロナ時代に求められるあり方を海外の学生と一緒に模索する試みです。様々な制限がある中で、「今やれること」に取り組むことが、学生たちの未来への糧となると考えます。
最後に、第1期ビデオコンテストの入賞ペアのコメントを掲載します。今後、多くの学生がこのビデオコンテストを活用して、国際交流に興味を持ち、英語によるコミュニケーション能力を磨いていただけたらと思います。
なお、今回のコンテストで優勝したLeticiaさんを、3月に本校で行うセミナーにご招待する予定です。(コロナの状況によります。実現できることを願っています!)
最優秀賞:Team J
山口 耕平さん(環境都市工学科4年)
まずは、このような賞をいただけたことを光栄に思います。ありがとうございます。
このコンテストは、持続可能な社会を推進するための大きな一歩になると考えます。今回私たちのペアは、ジェンダーの平等を中心に、健康、そして教育というテーマを選びビデオを作りました。
知れば知るほど、SDGsに取り上げられる問題の深刻さを感じました。このビデオコンテストをきっかけとし、今後私にできることを常に考え、持続可能な社会の形成に貢献していきたいと思います。ありがとうございました。
Miss. Leticia Conte Zulian(ブラジル)
Koheiがこのプロジェクトに誘ってくれたのは、全く予期しなかったことで、とても驚きましたが、すばらしい機会を持つことができ、光栄に思います。プロジェクトを進める中で、お互いに様々なことを学びました。私達はとてもデリケートなトピックを選んだのですが、一緒に考え話し合う中で、気負わずに動画作成に取り組めるようになりました。このような機会をいただき、本当にありがとうございました。
2nd place:Team E
平田 創一朗さん(昨年度卒業生、現名古屋大学)
相方と共に、貴重な機会をいただきました。二人で時間をかけながら、構成を話し合い、お互いのパーツを作成し、と中々忙しかったです。それでも、熱心で真面目な相方のおかげで、ここまでやってこられました。感謝です。審査員の先生方におかれましても、度々の丁寧な評価、ありがとうございました。
Mr. NGUYỄN QUANG HIẾU(ベトナム)
オンライン表彰式に招待してくださりありがとうございます。
この機会を通じて、友達ができ、プロジェクトに取り組めたことに感謝しています。Soichiroは、僕の初めての日本の友達です。優勝できなかったのは少し残念ですが、多くのことを学ぶことができました。世界的パンデミックの状況下で、このようなコンテストに参加できたことは、とても意義深いと感じています。ありがとうございました。
3rd place:Team H
上田 悠月さん(建築学科3年)
2人で協力して作ったビデオを多くの人に見て頂くことができ、本当に嬉しいです。そして何より、互いに遠く離れた場所にいても繋がっていられることを再認識できました。
Miss. Camilla Bischoff(ドイツ)
とても光栄です。言葉が浮かびません。なんと言ったらいいのか・・・でも、このような機会に参加して、パートナーであるYuzukiと時間を過ごせたことを嬉しく思います。ありがとうございました。
<海外学生のコメントは、表彰式でお聞きしたコメントやいただいたメッセージを、こちらで訳しまとめたものです。>