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TJ-SSF2023(日タイ高校生サイエンスフェア)に10名の学生が参加しました!

  1. TJ-SSF2023(日タイ高校生サイエンスフェア)に10名の学生が参加しました!


 
 令和5年12月19日(火)から23日(金)までタイ・ルーイのプリセンスチュラポーンサイエンスハイスクール(以下、PCSHS)にて行われたTJ-SSF2023(日タイ高校生サイエンスフェア)に、学生10名が参加しました。タイ国にある12校のPCSHS、日本の高専やスーパーサイエンススクール(SSH)から学生が集まり、研究成果を発表すると共に相互文化交流を深める一大イベントです。
 豊田高専はPCSHSチェンライ校をパートナー校とし、これまでこのイベントに4回(オンライン含む)参加しました。チェンライ校は国際交流ビデオコンテストなど他にもつながりがある学校です。今回は2020年のイベントに引き続き、2年建築学科の石井香凜さんと後藤由奈さんペアの研究がオープニングセレモニーでの日本代表プレゼンターに選ばれ、タイのMaha Chakri Sirindhorn王女の前で発表を行いました。

◎TJプロジェクトの詳細については、以下のサイトから見ることができます。
TJ-SSF2023(日タイ高校生サイエンスフェア2023)

今回参加したメンバーとコメントを紹介します。

ぜひ、みなさんも来年挑戦してみませんか?

2年建築学科 後藤由奈さんより】

 みなさん、TJ-SSF2023とは何かご存知でしょうか。簡単に説明すると、タイと日本のサイエンス校の代表生徒が集まり、研究発表や文化交流、フィールドワーク等を通じて互いを刺激しあい、新しいつながりを築く科学祭典です。
 私が TJ-SSF に参加しようと思った理由は二つあります。一つ目は、去年 TJ-SIF に参加している先輩を見て興味を持ったからです。自分たちで課題を設定し、それについて取り組んでいくこの活動は今後の私にとって大きな経験になると思いました。二つ目は、国際交流を現地で経験してみたかったからです。言葉が異なる人たちと交流することは日本でもできます。しかし、日本で国際交流することと、現地に行って国際交流することでは大きく異なると考えています。日本はホームであるため困難があれば容易に逃げることができますし、周りも日本人が多いため心の安心感も違うと思います。対照的に海外はアウェイであるため常に不安が付きまといますし、言葉も違うためコミュニケーションの面でも困難が生じると思います。ですが、あえて自分を後者の立場に置くことにより国内では味わえない経験ができ私自身を一回り成長させてくれると思ったからです。
 話は変わりますがこのTJ-SSFのメインは研究発表です。研究と言ってもまだ高校生の私たちに何ができるのか。そこで私たちの研究内容を専攻する先生に指導してもらいながら研究・実験を行いました。準備期間はトータルで約8ヶ月でした。課題や勉強との両立をしながら研究を行い文章にまとめあげることはとても大変でした。実際にタイに行き発表する時には今までの成果を皆さんに示すことができる機会ですが、不安や緊張で押し潰されそうでした。ですが、その中に少しだけ誇らしさがありました。また、光栄なことにタイの王女様の前でプレゼン発表する日本校の代表にも選んでいただきました。この経験は人生で二度と味わえないのではないかと思うほど貴重な時間でした。
 この約8ヶ月間はとても密度の濃い時間でした。楽しかったことも大変なことも同じくらいありましたが、間違いなく言えることはこの約8ヶ月間でひと回りもふた回りも成長することができたということです。
 私は TJ-SSF で初めて本格的な研究を行いましたが、「研究すること・論文を書くこと」自体が3年後の5年生の時に行う卒業研究に生かせるとてもよい経験です。他にもビデオクリップやポスターといった「編集する技術・デザイン力」も建築学科に必要な“自分の作品をプレゼンする”うえで今後に生かせる経験だと思います。
 私のコメントを読んで少しでもTJ-SSFに興味を持った高校生は恐れずに是非チャレンジしてみてください。あなたを成長させてくれるとても良い経験になると私が自信を持って宣言します。

2年情報工学科 柘植悠希さんより

 僕は今回のTJ-SSF2023を通して多くのことを学ぶことができました。
 文化が違う外国の人々との英語でのコミュニケーションの取り方や、ポスタープレゼンテーションやオーラルプレゼンテーションなどによる発表の仕方など、今後社会に出たときに必ず使える経験をすることができました。
 今回の海外派遣で培った経験と、新しくできたたくさんの仲間とともにこれからも頑張っていきたいと思います。

参加学生および発表タイトル

◎発表の様子ついては、TJ-SSF2023公式YouTubeをご覧ください。