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お知らせ

豊田高専における生成AIの学習での利用について

  1. 豊田高専における生成AIの学習での利用について

                               令和5年10月24日

 学生の皆さんへ

                                  教務主事

         豊田高専における生成AIの学習での利用について(通知)

 学生のみなさんも、質問に対して文章(テキスト)を自動回答する「ChatGPT」等の生成AI
をインターネットにより自由に利用できるようになってきています。こうした技術の進歩は、人
の生活を豊かにするなど正の側面だけでなく、負の側面があることも指摘されています。豊田
高専での学びに関しては、生成AIは作業を効率化し、学習の質を向上させる可能性もあります。
その反面、安易に使用することで、思考過程の訓練の機会を逸することになり、長期的には当人
の能力向上が損なわれる懸念もあります。
 学習における生成AIの適切な利活用についての判断は、その年齢制限などの利用制限内におい
て最終的には各自の学習目標と良識に委ねられることになりますが、現時点で留意すべき事項を
あげておきます。

1. レポート等の作成にあたって生成AIを利用する場合は、担当教員の指示に必ず従って下さい
 (利用が禁止される場合もあります)。指示に従わない場合はレポートの提出が認められない
 などペナルティが課せられる場合もあります。また、レポート等を提出する際、生成AIツール
 が生成した文章(テキスト)をそのまま自分の文章として用いることは認めていません。

2. 生成AIが作成した文章は、必ずしも正確なものではないので、適切な検証が必要です。

3. 生成AIは他人の著作物を自身の学習データとして用いて構築されていますが、生成AIが結果と
 して出力する文章には出典が示されないという問題があります。そのためにレポート等でこの
 出力結果を利用し公表された場合、出典記載のない著作物の盗用と見なされる可能性がありま
 す。

4. AIツールに入力した情報は、何らかの形でAIの学習に用いられる可能性があります。このため、
 機密情報、個人情報、未発表の研究成果などを入力してしまうと、情報漏洩の懸念があります。
 これらについては絶対に入力してはなりません。