教育プログラムの概要と身につけることのできる能力
「数理・データサイエンス・AI」とは、AI戦略2019に示されているように、 デジタル社会の基礎知識(いわゆる「読み・書き・そろばん」的な素養)であり、我が国が、Society 5.0の実現を掲げて、世界規模の課題(SDGs)の解決に貢献したり、成熟社会が直面する高齢化、人口減少、インフラの老朽化などの社会課題を他国に先駆けて解決したりするのに必要とされています。
豊田工業高等専門学校では、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」を定め、令和3年度以降に準学士課程(本科)第1学年に入学した学生を対象に実施しています。高専(高等専門学校)ならではの実験・実習・実技が充実した早期高等教育、本校の特徴である多くの留学経験者・寮生活経験者との共学という多様性のある学習環境の中で、以下の能力の修得を目的とする関連科目の単位取得によって「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」が認定されます。
- 生活に結びつき現在進行中の社会変化に深く寄与しているものに気づく能力
- 社会の広範囲のデータやその活用領域が社会の課題を解決するのに役立てられることを理解する能力
- 様々なデータを様々な適用領域の知見と組み合わせることで価値が生まれることを理解する能力
- データ利活用時とデータ保存時の留意事項を理解する能力
- データを読む・説明する・扱う能力
教育プログラムの概要 数理・データサイエンス・AI × 専門 × 異文化理解 for SDGs
修了要件
各学科毎に次の関連科目一覧にある科目を全て修得していることを修了要件とします。
(令和3年度入学者)
学科 | 科目名 | 学年 | 単位数 |
全学科共通 | 現代社会A 物理実験 確率 |
1年 2年 3年 |
1 1 1 |
機械工学科 | 情報基礎 工学基礎演習 工学実験A メカトロニクス特論 |
1年 1年 4年 4年 |
1 2 2 2 |
電気・電子システム工学科 | 情報基礎 | 1年 | 1 |
情報工学科 | コンピュータリテラシ 情報技術概論 情報基礎 情報工学ゼミⅠ 工学実験ⅠA |
1年 1年 1年 1年 2年 |
1 1 1 1 2 |
環境都市工学科 | 情報基礎 設計製図基礎 情報処理論 |
1年 2年 4年 |
1 1 2 |
建築学科 | 情報基礎 | 1年 | 1 |
(令和4年度以降入学者)
学科 | 科目名 | 学年 | 単位数 |
全学科共通 | 現代社会A 物理実験 確率 |
1年 2年 3年 |
1 1 1 |
機械工学科 | 情報基礎 工学基礎演習 工学実験A |
1年 1年 4年 |
1 2 2 |
電気・電子システム工学科 | 情報基礎 | 1年 | 1 |
情報工学科 | コンピュータリテラシ 情報技術概論 情報基礎 情報工学ゼミⅠ 工学実験ⅠA |
1年 1年 1年 1年 2年 |
1 1 1 1 2 |
環境都市工学科 | 情報基礎 設計製図基礎 情報処理論 |
1年 2年 4年 |
1 1 2 |
建築学科 | 情報基礎 | 1年 | 1 |
実施体制
役割 | 委員会 | 責任者名 | 役職 |
プログラムの運営責任者 | 山田陽滋 | 校長 | |
プログラムを改善・進化させるための体制 | 教務委員会 | 川西直樹 | 教務主事 |
プログラムの自己点検・評価を行う体制 | 自己点検・評価・将来計画委員会 | 山田陽滋 | 校長 |
申請書
豊田工業高等専門学校 数理・データサイエンス・AI教育プログラム 申請書一式
豊田工業高等専門学校 数理・データサイエンス・AI教育プログラム 変更届(20221019)
自己点検・評価
豊田工業高等専門学校 数理・データサイエンス・AI教育プログラム 自己点検・評価結果(令和3年度)