昨年度の全国高専ディープラーニングコンテスト2022で企業賞を受賞した豊田高専チームのシステムは、顔画像から熱中症リスクを判定するAIカメラとして改良が続けられています。現在、株式会社DUMSCOと複数の総合建設企業との連携のもと、ポーラ化成工業株式会社が、このAIシステムの建設現場での有用性を検証する実証実験を2023年6月から9月の期間で実施しており、その様子はテレビや新聞などでも注目を浴びています。
豊田高専校内でも、学生寮の施工を担当している太啓建設株式会社のご協力を得て、AIシステムが7月10日から導入されました。休憩所の入り口にタブレット端末が設置され、作業員の方々は朝礼前や昼休憩前に顔をかざすことで、危険・警戒・注意の3つの熱中症リスクレベルが判定されます。実証実験の結果を踏まえて、AIシステムの有用性や建設現場での適切な運用方法などを検証し、社会への実装に向けて取り組んでいく予定です。
【休憩所入口での様子①】
【休憩所入口での様子②】
メディア報道
メ～テレ「ドデスカ！」顔の表情から熱中症リスクを判定するAI ベースは豊田高専の学生らが開発（2023年6月27日放送）
https://www.youtube.com/watch?v=TCCmir8wgK0
テレビ朝日「報道ステーション」今年最多“猛暑日”19地点…連日振りかかる『熱中症リスク』各地の熱中対策を取材（2023年7月6日放送）
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000306297.html
日本テレビ「news every.」関東で危険な暑さ 東京で「救急車ひっ迫アラート」発令
https://www.youtube.com/watch?v=tuwPFoKT1Z8