豊田工業高等専門学校は、この度、国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターが主体となる長期縦断疫学研究「東浦研究」に共同研究機関として参画いたしましたのでお知らせします。
「東浦研究」は、 愛知県知多郡の東浦町と国立長寿医療研究センターを中心に、高齢期におけるフレイル(加齢に伴う心身機能低下)の進行と改善の機構を多角的に解明することを目的として進められている長期疫学研究です。高齢者の健康寿命延伸やフレイルの予防・介入戦略の科学的基盤構築を目指しています。
本研究では、大学・研究機関・企業が連携し、フレイルに関連するさまざまな身体的・心理・生活習慣要因の解析を行っています。豊田高専では、手首装着型ウェアラブルデバイスで取得した加速度データからフレイル状態を予測する機械学習モデルの開発およびその妥当性検証を担います。
◆本研究で取り組む内容(豊田高専担当)
加速度情報を基にしたフレイル予測モデルの設計
機械学習を活用した判別的妥当性の評価
実装可能な予測システムの礎となるアルゴリズム開発
◆東浦研究の背景
日本は急速な高齢化社会を迎え、高齢者の自立的な暮らしを支える予防技術・介入戦略が求められています。「フレイル」とは、身体・認知・社会的側面が複合的に低下する状態であり、早期に発見・対策することで健康寿命の延伸が期待されます。東浦研究では、フレイル進行と改善の要因を多角的に分析し、効果的な予防介入の基盤となる知見を得ることを目的としています。
◆豊田高専の使命
豊田高専は、工学を基盤とする教育・研究機関として、産官学連携による実社会への技術実装を重視しています。本研究への参画を通じて、高齢者の健康支援に資する先進的なデータ解析・機械学習技術の発展と、その社会実装に貢献してまいります。
