2020年度に始めた国際交流ビデオコンテスト、これまでの参加者は海外学生を合わせてなんと232名（のべ人数）！
なかでもタイのPCSHS（プリンセス チュラポーン サイエンス ハイスクール）チェンライ校とのつながりが深く、TJプロジェクトやTEDxToyotaKOSENなど、これまでに実施した国際交流活動においても交流を重ねてきました。
【受賞者の学生、先生、TA学生、画面はプリンセスチュラポーンサイエンスハイスクール・チェンライ校の受賞者・参加者と先生方】
タイ学生と豊田高専の学生がペアを組み、時差や言葉の壁がある中、ペアの学生と協力し、練習も含めると合計３本の動画を作成しました。外部講師によるSDGsについてのワークショップや、ペア学生とのED＆Iの概念を阻害する自国の問題点などについての議論を通し、今回のテーマである「ED&I × Tech」について理解を深めていきました。
ビデオコンテストテーマ：“How can you realize ED&I with technology?” （「”ED&Iをテクノロジーを用いてどのように実現するか？”」）
評価は英語スキルだけではなく、ペアとのチームワークや自分たちのアイディアを表現できているかを重視しています。受賞者の作品はこれらの点においてすばらしいものでした。また、コンテストの参加者は1，2年生を中心とする低学年であり、英語が苦手だと思っている学生も多かったのですが、国際交流の経験豊富なTA学生のサポートも受けながら、全チームが最後のビデオ制作までやり遂げました。
お互い第２言語である英語を使って、ペアと協力してビデオを作成することは決して容易ではなかったと思いますが、この経験が学生の自信となり、新たなステップに繋がる貴重な経験であったと信じています。
第7回ビデオコンテスト入賞者のコメントを作成動画のURLと一緒に紹介します。どうぞご覧ください！
〇第7期国際交流ビデオコンテスト入賞者ペア
最優秀賞–Team14：西田 佳香（にしだ よしか）環境都市工学科１年 ＆ Ms. Ploypailin Thanom（タイ）
https://youtu.be/hl37lXjxd3A?si=sCljqosWR7GpngdE
～2人のやりとりが楽しく、学びも大きい作品です～
［西田さんのコメント］
このコンテストでは多くの新しいことに挑戦しました。
初めて知った社会問題に対して英語で話し合うことは私にとって非常に難しいことでしたが、パートナーや友人に助けられてやりきることが出来ました。
未だに英語で話すことは難しいと感じますが、いつかまたパートナーのPloyとお互いのご飯のことなどで話してみたいです。
第２位–Team4：青木 寧々（あおき ねね）建築学科２年 ＆ Ms. Natthasaran Wangkukunakorn（タイ）
https://youtu.be/YgRGUZDSjW0?si=s9nN2iOrq9tnd48h
～編集技術も素晴らしく、チームワークが光る作品です～
［青木さんのコメント］
初めてこのビデオコンテストに参加したので少し不安でしたが、進めていくうちに連絡を取り合うことがどんどん楽しくなりました。
テーマであったED&Iについて深く考えると同時に、タイと日本の共通点や違いにも気づくことができました。
数ヶ月間は長いようで、本当にあっという間でした。この経験をこれからに生かしていきたいです。ありがとうございました。
第３位–Team7：中条 莉菜（ちゅうじょう りな）情報工学科２年 ＆ Ms. Orathai Arbu（タイ）
https://youtu.be/3BWUFzyanlc?feature=shared
～内容に富んでおり、テンポよく進む説得力のある作品です～
［中条さんのコメント］
電話などを通してパートナーのいろいろなことを知ることができ、友情を築けたことが嬉しかったです。
さらに、「ED&I」についてや、これまであまり経験のなかった動画編集に挑戦することで、新しい知識や技術を学ぶことができ、とても貴重な経験になりました。
TA Special Award–Team6：南谷 有風（みなたに ゆふ）建築学科１年 ＆ Ms. Sasipim Srisuwan（タイ）
https://youtu.be/wz0LTt4P44M?si=VRDO2CAG8B_dHjZr
～TA学生からの評価も高かった、テクノロジーの有用性を感じさせられる作品です～
［南谷さんのコメント］
このビデオコンテストに参加することで今回のテーマであるED&Iについて自分の学びをとても深められました。
国をまたいで考えを共有しても、同じことに影響を受け、同じく疑問に思い、何かできることはないかと探している人がいるということを実感し、嬉しく思いました。
日本ではどうなのか、タイではどうなのかと、相違点を探し共有できたことで、互いの国のいいところを活用できるような世界が作れるという希望ももてました。
戦争をする、しないではなく、もっと世界が変わるべきところを論点に様々な視点を持つ人たちともっと交流したいなと感じるいい経験になりました。