~課題部門で全国第2位、自由部門で特別賞、企業賞2件を同時受賞~
10月11日・12日に島根県松江市「くにびきメッセ」で開催された第36回全国高等専門学校プログラミングコンテスト(主催:全国高専プログラミングコンテスト実行委員会)において、課題部門で優秀賞(全国第2位)、自由部門で特別賞(全国第3位相当)を受賞しました。さらに、企業賞2件を同時受賞するなど、全国大会で輝かしい成果を収めました。
大会には、全国57高専から選抜された代表チームが参加し、「水都で創る、未来のイノベーション」をテーマに、課題・自由・競技の3部門で熱戦が繰り広げられました。豊田高専からは、6月の予選を突破した課題部門1チーム、自由部門2チーム、競技部門1チームの計4チームが出場しました。
【課題部門 優秀賞(全国第2位)】
作品名:エネまるクラフト ― デジタルツインで学ぶ再生可能エネルギー ―
再生可能エネルギーをテーマに、仮想空間と実世界を連動させた教育用デジタルツイン教材を開発の提案をしました。センサーで計測した風力・太陽光・水力などのデータをMinecraft上で再現し、児童が体験的に再エネの仕組みを学べる教材として高く評価されました。地元である豊田市立梅坪小学校の先生方の協力により6年生での授業実施を経ての成果が評価され、さくらインターネット株式会社企業賞も同時受賞しました。
このチームは、2026年3月にベトナムで開催予定の国際プログラミングコンテストへノミネートされました。最優秀賞は逃しましたが、次は世界一を目指します。
出場学生:情報工学科5年 伊藤優汰・竹澤諒、情報工学科4年 鈴木幹太朗・柘植悠希・中森大耀
【自由部門① 特別賞(全国第3位相当)】
作品名:はなうた日和 ― いいことだけを書く日記 × 花 × AI ―
日記に書かれたポジティブな内容をAIが解析し、感情を象徴する花を自動生成するアプリを開発。「いいことだけを書く」ことで前向きな気持ちを育てるという、感性とテクノロジーを融合させた作品です。株式会社セゾンテクノロジー企業賞を受賞しました。
出場学生:情報工学科5年 清水嘉人、情報工学科4年 伊藤桃・志比田悠翔・髙栁湊、情報工学科2年 山本琉介
【自由部門② 敢闘賞】
作品名:OrcheStra ― 指揮者体験による音楽教育サポートシステム ―
AIによるテンポ解析と映像処理を組み合わせ、指揮者体験を通して音楽教育を支援するシステムを開発。1年生から専攻科生までが協力し、世代を超えて挑戦した混成チームとして注目を集めました。
出場学生:情報科学専攻1年 原田雄真、情報工学科5年 田中琉偉、情報工学科3年 小松杏菜、情報工学科1年 岡島樹生・ 太田想
【競技部門】
今年の競技テーマは「エ。―縁結びの誘導について―」。オセロ盤のようなマス目上で、同じ数字を隣り合わせに配置する最短手数を競うアルゴリズム競技でした。豊田高専チームは1回戦を突破する健闘を見せ、準決勝に進出。決勝進出をかけた「ラストワン決定戦」では惜しくも4位となりましたが、最後まで粘り強く戦い抜きました。
出場学生:情報科学専攻1年 鈴木健太、情報工学科2年 鈴木奏貴・吉野弘晟
大会参加にあたり、多くの方々にご支援をいただきました。当日のプレゼンテーションとデモンストレーションの様子は公式YouTubeよりご覧ください。
関連リンク:
• 第36回全国高専プロコン公式サイト
• 第36回松江大会パンフレット(PDF)
• 高専プロコン公式チャンネル
• 高専プロコン当日の様子
• エネまるクラフト:プレゼン
• はなうた日和・Ochestra:プレゼン
• 課題部門デモンストレーション
• 自由部門デモンストレーション

【閉会式後の集合写真】

【校長室での受賞報告】
