豊田高専の女子事情
女子学生の割合は4人に1人!
理系のイメージが強く男子ばかりと思われがちですが、実際はそんなことはありません。
全学生のうち26%が女子学生です。
学科によって人数は違う?
全学科に女子が所属しています。令和5年度の学科別(本科)の女子学生在籍者数は以下のとおりです。
- 機械工学科: 全学年205名中、女子学生が26名(13%)
- 電気・電子システム工学科: 全学年206名中、女子学生が32名(約16%)
- 情報工学科: 全学年220名中、女子学生が46名(約21%)
- 環境都市工学科: 全学年207名中、女子学生が71名(約34%)
- 建築学科: 全学年207名中、女子学生が102名(約49%)
高専女子をサポートする環境
高専のイメージは男子が多く、設備も男子よりかと思われがちですがそんなことはありません。女子専用の学生寮をはじめ、トイレや更衣室、シャワーも男女均等に用意されているので、安心して学生生活を過ごすことができます。
学生寮
豊田高専では,教育施設の一つとして学生寮があります。現在は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため,定員を大幅に減らして運用していますが,女子約100名が楽しく寮生活を送っています。
人との関わりの中で人は成長します。寮生活は,同級生・先輩・教職員との関わりの中で,自らの欠点を改め,長所をさらに伸ばせる場所となっています。
クラブ活動
豊田高専では、学生が豊かで有意義な体験ができるよう体育部系と文化部系のクラブ(部および同好会)活動を支援しております。
多くの学生が男女ともにスポーツや文化活動に励み、学生相互の研鑚の場となっています。
文化部系
吹奏楽部、写真部、自動車部、インターアクトクラブ、軽音楽部、コンピュータ部、囲碁・将棋部、茶道部、演劇部、美術部、スペース・デザイン研究部、ジャグリング部、鉄道航空研究同好会、機巧同好会、天文同好会、アートクリエイト同好会
体育部系
陸上競技部、水泳部、硬式野球部、ソフトテニス部、テニス部、卓球部、サッカー部、バスケットボール部、女子バスケットボール部、バレーボール部、女子バレーボール部、ハンドボール部、柔道部、剣道部、弓道部、山岳部、空手道部、バドミントン部、ラグビーフットボール部
卒業生からのメッセージ
松原 柚季(令和4年度環境都市工学科卒業 国土交通省 国土地理院 勤務)
私はもともと都市計画に興味があって環境都市工学科に入学しました。学生時代には班長を務めたり、アメリカに留学したりと、様々な経験をさせていただきました。高専の魅力は、実習が多いところと、専門科目に加えて数学や理科も広く高度に学べるところだと思います。現在、私は国土地理院に技官として入省し、一年間の技術研修を受けています。研修では様々な分野について学びますが、統計学などの数学科目を理解できていることや、測量の知識だけでなく実際に器具を使いこなせるということが大きな自信になっています。若いうちから社会で即戦力として活躍できるのは、高専卒の強みだと思います。中でも豊田高専は海外留学が盛んだったり、学生主体の寮運営を行っていたりと五年間を通して自立心を養い、人間的にも成長することができます。豊田高専で技術や知識を身に着けつつ、たくさんの挑戦をしてみてください。
犬塚 通子(令和4年度電気・電子システム工学科卒業 NTTインフラネット㈱ 勤務)
私の豊田高専での学生生活は、とても充実したものでした。私は早いうちから専門的なことを学びたいと思い、豊田高専に入学しました。しかし、実際に学び始めると分からないことが多く、不安に思うこともありましが、友人や先生方の支えのおかげで、乗り越えることができました。
また部活動では、2年間部長を務めました。そこでは、「人をまとめることの難しさ」を知ることができました。そして何よりも、「5年間部活動を続けた」ということが今の私に自信を与えてくれています。
豊田高専での経験は、どれも私を成長させてくれるものでした。特に高専ならではの特徴である「5年間」という長い学生生活は、多くのものを与えてくれると思います。他では味わえない経験を豊田高専でしてみませんか。