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教育支援

英語多読

多読(Extensive Reading)入門ガイド

英語の本を楽しく読んで、CDをたくさん聞いて英語力UP!

1.「多読」(Extensive Reading)と「精読」(Intensive Reading)の違いは?
 「多読」とは、長い文を細かな分析せず、英語から直接大意を把握してたくさん読む読み方です。一方「精読」とは、難しくて短い文を細かく分析して、日本語に訳して理解する読み方です。

2.「多読」の目的
 「英語力は英語の吸収量に比例している」と言われますが、多読は英語を吸収するための一つの手段です。英語を身につけるには大変な時間がかかります。しかし、多くの時間をかけるといっても、英会話のCDを繰り返し聞いて暗記するとか、単語帳を作って単語を暗記する等の単調な方法を何百時間も続けられる人はほとんどいないでしょう。何百時間も続けるには、その方法自体が楽しく有意義であることが必要です。「楽しく読んで英語を身につけること」、それが多読の目的です。

3. 「多読三原則」
 読み方には、とても重要なルールがあります。「めざせ!100万語 読書記録手帳」の p1〜4を参照してください。
1)辞書は引かない。(英和辞典は使わず、日本語に訳さない。)
2)わからないところは飛ばす
3)つまらなくなったら、がまんしないで後まわし(途中でも、別の本に移る)
参考図書:「今日から読みます 英語100万語!」古川・河手著、日本実業出版社(図書館蔵書)

4.多読を始める年齢は?
 2歳児〜生涯学習に励む高齢の方まで、始めたいと思った時からいつでも始められます。マイペースで楽しくマラソン感覚で始めましょう!

5.どれくらいの量を読めばよいの?
 英語を英語のまま理解できる基礎を作るには、総語数100万語程度の読書が必要だと言われています( “This is a pen.”という英文は、これで総語数4語と数えます)。高等学校用の検定教科書1冊の英文の総語数は、平均8,000語?10,000語でこれではとても足りません。100万語(大人向けのペーパーバックであれば2500ページ=6?10册相当)というと途方もない量に思えるかもしれませんが、分速100語の読書速度で読んで、160時間で100万語です。1日30分の読書時間が確保できれば、1年で達成できるのです。まずは、5万語〜10万語をめざしましょう。30万語を超えると、効果が実感できるようになります。

6. どんな本を読めばいいの?  コツは、「うんとやさしい英語の本から始める」こと
(1) ORTから始めよう  (ORT:Oxford Reading Treeシリーズ)
 イギリスの小学校で使われている教科書で、英語を母国語とするこども達が読むことを学ぶために、レベル分けされた絵本です。日本人の英語学習者も、この本を童心に返ってレベル1から楽しみながら読んで行くと、英語の文化に浸りながら、知らず知らずのうちに生きた本物の英語が身についていきます。英文多読は、「やさしい本」を「たくさん」読む方法です。最初は、Oxford Reading Tree (ORTと略称)を読みましょう。
 ORTは、Stage 1(ORT1: YL0.1)〜Stage 9(ORT9: YL1.0)まで揃っています。YLとは読みやすさレベル(※下記参照)を表しています。YL0.1は、タイトル以外は絵ばかりですから単語数は数語です。YL0.3は、1冊で70語程度です。ORTは、主人公一家の日常から子供達の冒険へと発展する統一されたストーリー展開と、きれいなイラストで人気があります。
 まず、Stage 3(ORT3) では、登場人物になじみましょう。6冊で1セットになっています。裏表紙の題名リストを参考に6冊まとめて読んで、語数の記入も次のページの記入例のように、6冊まとめて記入しましょう。
 Stage 4 (ORT4)では、「1 House For Sale」〜「6 The Storm」で、主人公一家の新しい家への引越しから、子供達が魔法のマジック・キー(Magic Key)発見までの、シリーズの背景を知りましょう。

ORT:Oxford Reading Treeシリーズ

Stage 5(ORT5) の「1 The Magic Key」からは、いよいよ子供達の冒険旅行が始まります。
Stage 8(ORT8) まで読めば、1冊あたりの語数も増え(900〜1500語)、外国人学習者向けのGraded Readers (GR)へと移行することも出来ます。
※ORT 4までは語数も少ないので、Stage毎にまとめて記録しましょう。
※ORT 5からは語数も増えてきます。1冊づつ記入しましょう。
ORT1は、6冊セットが4種類(記録手帳には、裏表紙右上の下記のタイトルを記入しましょう。)
   Kipper Stories,  Biff and Chip Stories,  First Words,  More First Words
ORT2〜3は、各3種類Stories,  More Stories A,  More Stories B
ORT4は、4種類More Stories C まで)あります。
【参考】ORT1〜4を全部制覇すると、84冊になります。ORT5〜9全部で88冊(65,151語) ORT1〜9を全部制覇すると、172冊(71,625語)になります。

※YL(読みやすさレベル)とは?
 SSS英語学習法研究会(http://www.seg.co.jp/sss)が生徒を観察している教師の意見、多読をしている大人、学生の意見から総合的に普通の日本人英語学習者にとっての読みやすさをYL0.0(文字なし絵ばかり)からYL9.9(難解な一般小説)までの数値にしたものです。(「めざせ!100万語 読書記録手帳」P.5を参考にしてください。)
(2) 本を借りて読もう
 英文多読の効果を早期に実感するためには、細切れの時間をやりくりして、毎日少しずつでも、読書を継続することが大切です。貸出できる本のうち、最もやさしい本(YL1.0以下)を選んで、借りてみましょう。 一冊10〜20分で読める本を、一日一冊ずつ読めば、半年で感覚が変わります。(最初に借りるお薦め本は、「めざせ!100万語 読書記録手帳」P.70〜にもあります。)

7. 読書記録手帳について
 「めざせ!100万語 読書記録手帳」 SSS英語学習法研究会 コスモピア株式会社 ¥600+税 を使用すると後のページにお薦め本のリスト等があり便利です。
 記入した最後の欄の累積総語数は、始めた時からのすべての累積総語数にします。必ず日付を記入しましょう
※ 注意!マンガは気分転換に読むのはかまいませんが、英語は結構難しいものが多いので多読1年目は要注意です。(OBW等で、マンガ形式になっているGRはOKです。)
「めざせ!100万語 読書記録手帳」のp.1〜5を読んで、多読の意義とやり方を十分に理解しましょう!

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